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7月も下旬となりました。酷暑のみぎり、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
北樹出版ではこのひと月余り、社屋の耐震補強工事が進められています。もともと、木造住宅とアパートを後からつなげた不思議な構造で、少なくとも築50年以上は経過しているとか。地盤には恵まれているようで、3.11でもさしたる影響はなかったのですが、ここにきて随所に不調が見られ、やや大がかりなメンテナンスを行うことになりました。壁をはがして柱を取り換えたり、新たに壁や筋交いを加えたり。大工さんによれば、いつのものかわかりませんが、過去の修繕の跡も残っているそうです。今回も、ある箇所で抜いた柱の使える部分を、別な壁の補強に利用するのだとか。
事前調査をしていても、実際どうなっているかは開けてみないとわからない。現場ごとに道具とアイデアを組み合わせる寡黙な仕事が、見えないところで私たちの仕事や生活を支えてくれています。ちょっと飛躍するようですが、民主主義というプロジェクトも、歴史に学びつつ、一人ひとりの声と願いをさまざまな要素と組み合わせながら、こつこつとメンテナンスし続けていくものなのだろうと感じています。
それでは、今月のメルマガをお届けいたします。
📚New!
- 2刷出来『地域共創のすすめ』(武田真理子・伊藤眞知子・加留部貴行 編)
📚Coming soon!
- 『日本の仏教を読み直す 空海・道元・親鸞』(吉村均 著)
- 『学校で教師ができるアセスメント』(髙橋あつ子 著)
- 『樂法(ぎょうほう)』(蜂屋賢喜代・岩見護 著、名倉幹 校訂)
- 9月以降の刊行予定
- 『パフォーマンス教職入門』イベント開催報告
- さいきんの北樹
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📚2刷出来!
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| 地域共創のすすめ 人がまなぶ、人がつながる、地域がつながる
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武田真理子・伊藤眞知子・加留部貴行 編
「この実践こそ、全ての地域が目指すべき北極星だ。」ー藻谷浩介氏
「地域づくりに薬はなく、糧だけがある。」ー徳田太郎氏
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山形・庄内地域で、大学を拠点に約10年展開されてきた“大人の学び合いのプログラム”の成果をまとめた本、『地域共創のすすめ』が、刊行から2か月で2刷決定となりました。さまざまな立場で地域とかかわる活動をしている方々に好評いただいています。このプログラムの特徴は、「ファシリテーション」と「コーディネーション」を柱にしていること、また受講者がプログラムの運営にも加わっている、という点です。なぜ、そのような内容になったのか? 実際にどのように運営されているのか。修了生の皆さんのコラム、仕掛け人である教員たちの対談……と、盛りだくさんの内容。対話や共創の“実践”に向き合っている方々に、ぜひ読んでいただきたい一冊です。
〈目次〉
コラムの読み方/ 庄内地域エリアマップ/ 第1章 地域をつなぐ人をつくりたい/ 第2章 地域・社会のつながり方を変える/ 第3章 つながる方法としてのファシリテーション、コーディネーション/ 第4章 【対談】地域共創コーディネーター養成プログラムの価値 /プログラム〈年表〉
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紹介記事・表彰多数!
🎗️本書の編集委員会が、より良い社会づくりに向けて優れたファシリテーション実践者に贈られる「ファシリテーション・サミット富山2024サミット宣言実践者表彰」(日本ファシリテーション協会制定)を受賞しました。(6/15)
🎗️庄内日報電子版(6/22)記事
🎗️山形新聞朝刊(7/2)「地域共創 歩み、成果本に」「郷土の本 地域づくり講座の実態と成果」
🎗️月間ガバナンス(ぎょうせい)7月号書評「人と人との対話による『共創』の実践」
書籍詳細は、こちらから。
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📚まもなく出る本
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日本の仏教を読み直す 空海・道元・親鸞(7/25発売)
インド・チベットの伝統を踏まえて
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吉村 均 著
「仏教の教義」「〇〇宗の教義」という表現は、宗教=教義に従うという理解を前提にしたもので、西洋の一神教をモデルとした捉え方といえる。一方、仏教は本来教義に従う教えではなく、インドでは医学的発想で捉えられるなど、症状に応じて薬を処方するように、相手に合わせて説かれていたとも言われる(対機説法)。こうしたインド・チベットに伝わる伝統的な仏教理解や学習法を踏まえ、空海、道元、親鸞ら日本の高僧の教えを読み直し、新たな角度から光を当てる。
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〈目次〉
一章 インドにおける仏教の誕生と展開
二章 空海と密教
三章 道元と坐禅
四章 親鸞と浄土信仰
書籍詳細は、こちらから。
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学校で教師ができるアセスメント(7/28発売)
理解と支援のために
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髙橋 あつ子 著
公立小学校の重度重複障害児学級などで担任を経験した著者による、“教師ができる”アセスメント入門。すべての子どもに個別最適な学びを保障するために、日常的に教師が実践できるアセスメントとは? 個々の子どもの特性に目を向け、環境や関わり方を変えることでより良い成長へとつなげる支援プロセスを、困難さの分野ごとに丁寧に解説。図解も多く、使いやすいチェックリスト等も収録。
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〈目次〉
第1章 アセスメントは指導の設計図/第2章 アセスメントの領域と視点/第3章 三つの教育的ニーズに分けてアセスメントする/第4章 読みの困難とその支援/第5章 書きの困難とその支援/第6章 聞く・話す困難とその支援/第7章 計算や推論の困難とその支援/第8章 不注意のアセスメントとその支援/第9章 多動性・衝動性のアセスメントとその支援/第10章 対人関係や社会性のアセスメントとその支援/第11章 感覚の視野からアセスメントとその支援/第12章 子ども本人を中心に据えた支援を実現するために/第13章 アセスメントを今日的に活かす
書籍詳細は、こちらから。
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樂法(ぎょうほう)(8/25発売)
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蜂屋賢喜代・岩見護 著、名倉幹 校訂
蜂屋賢喜代(はちや・よしきよ)(1880-1964)は、大正末期から昭和中期にかけて大阪を中心に活動した真宗大谷派の僧。貧窮や病、戦災などの困難に遭いつつ、講演会や雑誌『成同』発行など精力的に活動。『鈴木大拙 人と思想』(岩波書店)にも登場する。本書は、賢喜代師自身の法話や愛読した文献、家族の追憶など、縁のある文章を綴じたもの。1965(昭和40)年の初版に、没後60年記念として校訂を加え、装い新たに復刊。
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〈目次〉
聖人の恩徳を偲びて(蜂屋 賢喜代)/蓮如上人(岩見 護)/
追憶(蜂屋 敎正)/校訂者あとがき(名倉 幹)
書籍詳細は、こちらから。
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📚9月以降の刊行予定
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エピソードでわかる子ども・子育て支援(西村太志・古谷嘉一郎・梅田弘子・山崎茜 編著)
子育て支援(新版)(原信夫・松倉佳子・佐藤ちひろ 編著)
教育相談の理論と方法(改訂版)(会沢信彦 編著)
心とふれあう教育相談(改訂版)(卯月研次・後藤智子 編著) ほか
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🎉『パフォーマンス教職入門』イベント開催報告
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7月6日(日)、郡司菜津美先生著『パフォーマンス教職入門』(2025年4月刊行)のパフォーマンス読書会が開催されました。参加者の皆さんの笑顔がまぶしかったです。詳報は、来月号のメルマガをお楽しみに…!
何やら楽しげなワードが…
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参加者の皆さん
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(撮影:小林悠斗/カラー調整:福田千優)
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🏃さいきんの北樹〈1〉ボードゲーム開発研究会
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| 先月号でも少しお伝えしましたが、北樹出版では、あらたな取り組みとして「ゲーム」を活用する試みがはじまっています。きっかけは、2024年夏に開催された『これからの社会を生きていくための人権リテラシー』のワークショップ。編集部スタッフも参加したのですが、このときの体験をもとに、「本を拡張するようなかたちで、学びの仕掛けをつくれないだろうか」というアイデアが生まれ、ひとつの可能性としてボードゲームに注目することに。幸い、開発者の方にご協力いただけることになり、“研究会”が立ち上がりました。内容は基本的に、色々なボードゲームを遊んで感想を語り合う、というものですが、毎回、多彩で豊かな世界に圧倒されています。ルール説明だけで1時間を超えるもの、プレイに8時間かかるもの…。UNOやオセロは、アナログゲームのごく一部だったんですね。ゲームメカニクスとは、遊びとは、そして学びとは。メンバーの背景や関心事によって、話題はどこまでも広がっていきます。この研究会、いったいどこへ向かうのか。進捗については、また随時お知らせしていきたいと思います。
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🐫ラクダレースの順位予想「キャメルアップ」
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🫅重量級ボードゲーム「オーディンの祝祭」
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🏃さいきんの北樹〈2〉耐震工事中
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| 冒頭でお伝えした、社屋の工事の様子。厳しい暑さのなか、壁や柱が着々と刷新されています。6月末には事前準備として、在庫や改装用のカバーを大工さんとスタッフ総出でバケツリレーしました。日々の出荷作業で重い本を運んでくださっている営業スタッフさんや流通の皆様に感謝。ちなみにこの建物、一時期「足袋」の卸売会社だったことがあり、壁一面に備え付けの棚は、そのときに作られたものなのだそうです。
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🚧工事中
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🌟工事後
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今月号もお読みいただきありがとうございます。秋口には、ぐっと堅牢な社屋となる予定です。お近くに来られた際には、ぜひお立ち寄りください。🏡
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