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「考え、議論する道徳」を実装するために
柳沼 良太 著
価格: 2,600円+税
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商品の紹介
[2026年9月25日ごろ刊行予定]
教科としての「道徳」を、従来の道徳的価値の「読み取り道徳」ではなく、今日の学校教育の課題とされる「主体的に考え判断し、協働的に問題解決する資質・能力を育む教育」を中核的に担う教科とするために、その根底を支える揺るぎない哲学を、デューイの道徳教育論から探る試み。実践としての授業案も掲載
〈目次〉
はじめに 第1章 デューイの哲学、教育理論、道徳哲学 第1節 デューイの哲学とは――今日のデューイ・ルネッサンスの射程 第1項 なぜ今、デューイの哲学か 第2項 デューイの経験主義――受動から能動へ、相互作用から交流へ 第3項 デューイのプラグマティズム――真理の道具化と可謬主義 第4項 デューイの道具主義――知識と価値の機能化 第5項 デューイの実験主義――探究の論理と社会的適用 第6項 四つの哲学的立場の統合――行為における知性の方法 第2節 デューイの教育理論――四つの教育原理 第1項 教育は成長である――目的論の転換 第2項 学校は生活の形態である――空間論の転換 第3項 学習は探究である――方法論の転換 第4項 カリキュラムは連続性に基づく――内容論の転換 第3節 デューイの道徳哲学――民主主義社会に向けた道徳 第1項 デューイの道徳哲学とは 第2項 デューイにとって道徳性とは何か 第3項 デューイにとって道徳的価値とは何か 第4項 道徳性に関わる四つの資質・能力――主体的判断力・共感的想像力・協動的問題解決力・道徳的実践力 第4節 デューイの民主主義哲学 第1項 民主主義の目的原理――生き方としての民主主義 第2項 民主主義の方法原理――協働的探究としてのコミュニケーション 第3項 習慣としての道徳 第4項 民主主義を創る道徳教育 第5節 デューイ哲学に基づく道徳的判断 第1項 問題解決における道徳的判断 第2項 道徳的判断の探究性――想像的予行演習としての道徳判断 第3項 探究的な問題解決――反省的思考力の育成 第6節 道徳に関わる問題解決の判断基準 第1項 問題解決に関わる道徳的原理――徳目の適用から帰結の検証へ 第2項 道徳的原理の活用――帰結・共感・共通善をめぐる反省的判断
第2章 デューイの道徳教育論と道徳授業論 第1節 デューイが否定した道徳の指導法――権威・内面・観念への批判 第1項 教え込み道徳――権威に服従させる教育 第2項 個人主義の道徳――内面的資質への逃避 第3項 観念的な道徳――行為なき偽善 第2節 デューイが目指す探究的な道徳教育――社会的知性・成長・探究 第1項 社会的知性と関連した道徳性 第2項 成長としての道徳性 第3項 探究としての道徳性 第3節 資質・能力としての道徳性の育成――主体的判断力、共感的想像力、協働的問題解決力、道徳的実践力の指導 第1項 資質・能力としての道徳性を育成するために 第2項 主体的判断力を育てる道徳指導 第3項 共感的想像力を育てる道徳指導 第4項 協働的問題解決力を育てる道徳指導 第5項 道徳的実践力を育てる道徳指導 第6項 四つの資質・能力を統合する道徳授業デザイン 第4節 デューイ道徳教育論の目的・方法・内容・評価 第1項 デューイ道徳教育論の目的――善人陶冶から市民育成へ 第2項 デューイ道徳教育論の指導法――間接的教育と直接的指導 第3項 デューイ道徳教育論の指導内容――価値項目から探究主題へ 第4項 デューイ道徳教育論の評価――数値評価から記述評価へ 第5項 デューイ哲学に基づく民主主義へ向けた道徳教育 第5節 「考え、議論する道徳」への示唆 第1項 「考える」とは何か――反省なき思考は感想である 第2項 「議論する」とは何か――熟議なき議論はおしゃべりである 第3項 「生きて働く道徳」とは何か――社会的知性なき道徳は徳目理解にとどまる 第4項 反省的思考なき「考え、識論する道徳」の末路 第5項 「考え、議論する道徳」を実装するために
第3章 デューイ哲学で「考え、議論する道徳」をデザインする 第1節 デューイ哲学を道徳授業の基盤とする意義• 第1項 三つの学びの型に宿る哲学的根拠 第2項 道徳授業の構造に反省的思考を埋め込む 第3項 問いと評価と年間設計に成長の原理を貫く 第2節 「考え、議論する道徳」の見方・考え方と資質・能力 第1項 道徳科の見方・考え方 第2項 育成すべき資質・能力の四層構造 第3項 育成すべき資質・能力と評価方法 第3節 「考え、議論する道徳」の内容構成論――価値項目から探究主題ヘ 第1項 価値項目中心の限界 第2項 探究主題の定義と抽出方法 第3項 4領域による内容構成 第4項 道徳的価値項目の再位置づけ 第4節 「考え、議論する道徳」の指導法――問題解決学習、体験学習、探究学習を取り入れた道徳授業 第1項 問題解決学習の基本構造 第2項 道徳的問題の構造――不確定状況の感知と問題の設定 第3項 願いの構造――理想に向けた仮説の形成 第4項 道徳的問題を解く五つの原則――仮説の推論と検証 第5項 体験学習を取り入れた道徳授業 第6項 探究学習を取り入れた道徳授業 第5節 「考え、議論する道徳」の評価――道徳性の成長を見取る評価 第1項 道徳科でいかに評価するか 第2項 デューイの成長概念と評価 第3項 ポートフォリオ評価の実際 第4項 記述評価の技術 第5項 評価が道徳授業を変える
第4章 「考え、議論する道徳」の授業モデルの設計とバリエーション――小学校版と中学校版への展開 第1節 三つの学習の特徴 第2節 小学校の「考え、議論する道徳」授業モデル 第3節 中学校の「考え、議論する道徳」授業モデル 第4節 デューイ哲学に基づく道徳教育論の現代的意義と展望 第1項 本書の理論的意義 第2項 「考え、議論する道徳」への実践的示唆 第3項 今後の課題と展望 おわりに 主な参考文献 索引
〈著者紹介〉 柳沼 良太(やぎぬま りょうた) 東海国立大学機構岐阜大学大学院教育学研究科教授 兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科教授 経歴 早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了 博士(文学) 早稲田大学文学部助手、山形短期大学専任講師を経て現職。 中央教育審議会道徳教育專門部会委員、学習指導要領解説「特別の教科 道徳」作成協力者などを歴任。 著書 『プラグマティズムと教育――デューイからローティへ』、『ローティの教育論――ネオ・プラグマティズムからの提言』、『「生きる力」を育む道徳教育――デューイ教育思想の継承と発展』、『子どもが考え、議論する問題解決型の道徳授業事例集』、『問題解決的な学習で創る道徳授業 超入門――「読む道徳」から「考え、議論する道徳」へ』、『実効性のある道徳教育――日米比較から見えてくるもの』、『学びと生き方を統合する Society5.0の教育』、『プラグマティズム、公共、道徳――教育の新たな可能性を求めて』、『よりよく生きる力を育てる道徳教育――ウェルビーイングを実現する道徳科の探究的な学び』、その他、多数。
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商品の詳細
ISBN: 978-4-7793-0808-6
判型: A5並
ページ数: 224
ジャンル: 教育
刊行年: 2026年10月1日
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