ヨーロッパ服飾物語U 内村 理奈著 - 北樹出版の大学教科書

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ヨーロッパ服飾物語U

ヨーロッパ服飾物語U
内村 理奈
価格: 2,200円+税

商品の紹介

フランスを中心に服飾文化を絵画・展覧会等のアート、雑誌・広告等のメディア、文学・芝居・映画・オペラのテーマごとに読み解く。



【目  次】

はじめに
第T部 服飾学のために
第1章 服飾学の意義:芸術や文学の作品理解のために
   1.作品解釈と服飾
   2.印象派とモード展
   3.印象派絵画と服飾
   4.文学作品と服飾
   5.服飾学の意義
第2章 モードの意味
   1.モードの誕生
   2.気まぐれなモードへ
   3.女性の生活文化としてのモード
   4.モードの意味

第U部 アート
第3章 雅宴画のリボン
   1.雅宴画に描かれているリボン
   2.トロワとランクレが描いたリボン
   3.「愛情の証」のファヴール
   4.『フィガロの結婚』(1784年)のリボン
   5.ルソーの「盗まれたリボン」(1728年)
   6.恋人に贈るリボンのヴァリアント
第4章 印象派の絵画とモード
   1.モードとルノワールの「ロココ趣味」
   2.モードの高級化と大衆化:オートクチュール、百貨店、モード雑誌
   3.現代生活を描く印象派とファッション・プレート
   4.ルノワールの描いた服飾
第5章 ルノワールの舞踏会
   1.「ルノワール展」にて
   2.ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会
   3.都会のダンス、田舎のダンス
   4.舞踏会の装い
   5.ルノワールの「舞踏会」
   6.「生きる悦び」としてのモード
第6章 ネオ・ロココのモード:アントワーヌ・ヴァトーを中心に
   1.第二帝政期の「ロココ趣味」
   2.La mode ilustre′eのモード欄の解説
   3.アントワーヌ・ヴァトー関連服飾
第7章 展覧会から生まれたマリー・アントワネット好み
   1.皇妃ウジェニーとパリ・モード
   2.ウジェニーのアントワネットへの憧れ
   3.マリー・アントワネットの名前がついた服飾
   4.1867年のプチ・トリアノンでの出展絵画におけるマリー・アントワネット
   5.コンフェクションであったアントワネット関連服飾

第V部 メディア
第8章 モード雑誌と礼儀作法書
   1.モード雑誌の歴史
   2.礼儀作法書の歴史
   3.モード雑誌と礼儀作法書
第9章 モードになった花嫁衣装
   1.礼儀作法書とモード雑誌の類似点
   2.スタッフ夫人の作法書にみられる「花嫁衣装」の言説
   3.『ラ・モード・イリュストレ』にみられる「花嫁衣装」について
   4.モードになった花嫁衣装
第10章 モードになった喪服
   1.喪服の規範
   2.18世紀までの喪服の作法
   3.スタッフ夫人の作法書にみられる「喪服」の言説
   4.『ラ・モード・イリュストレ』にみられる「喪服」について
   5.モードになった喪服
   6.補完関係にある作法書とモード雑誌
第11章 モード雑誌と広告
   1.モード雑誌と広告
   2.購入者に向けられた情報
   3.広告の誕生と変遷
   4.広告と世相
   5.雑誌と広告、デザイナーの協働

第W部 フィクション:文学、芝居、映画、オペラ・・・
第12章 『シンデレラ』のガラスの靴
   1.「ガラスの靴」
   2.ガラスの靴なのか? 毛皮の靴なのか?
   3.やはり「ガラスの靴」なのか?
   4.もしかしたら、「スリッパ」なのか?
   5.魔法の靴
第13章 『フィガロの結婚』から生まれたモード
   1.配役ごとの衣装設定
   2.スペイン趣味?
   3.役柄からモードへ:「フィガロ風」、「シュザンヌ風」の流行
   4.芝居とモード

商品の詳細

ISBN: 978-4-7793-0615-0
判型: A5並
ページ数: 144
ジャンル: 社会
刊行年: 2019年11月05日

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