競争から共生の社会へ〔改訂版〕 中山智晴著 - 北樹出版の大学教科書

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競争から共生の社会へ〔改訂版〕

競争から共生の社会へ〔改訂版〕
自然のメカニズムから学ぶ
中山智晴
価格: 2,300円+税

商品の紹介

生物多様性を高めるために必要な遺伝子・種・生態系の仕組みを概説し、それらへの人間の活動の影響を明らかにする。その上で持続可能な共生社会を自然の仕組みを参考にして考察し実践的な活動を紹介。データを更新し内容を刷新した改訂版。


第1章 命あふれる自然の仕組み
   1》生物多様性とは
   2》遺伝子の多様性
     1.遺伝子とは 2.遺伝子の多様性とは
   3》種の多様性
     1.生物界の分類 2.生物分類 3.種とは
   4》種内関係、種間関係
     1.種内関係 2.種間関係 3.ギブアンドテイクの相利共生関係
     4.生物多様性を創出する種の分化 5.種の多様性
   5》生態系の多様性
     1.生態系とは 2.生態系の構造
   6》生態系の物質収支
     1.生産者の有機物生産 2.消費者の物質収支
   7》生態系内でのエネルギーの流れ
   8》生態系内での物質循環
   9》生態系の範囲と平衡
   10》景観の多様性

第2章 生物多様性を保全する
   1》生物多様性の減少
     1.生物多様性の危機 2.生態系の多様性を守る
   2》絶滅しやすい種を考える
     1.個体群の問題 2.生息地の問題 3.移動の問題 4.その他
   3》個体群を保全する
     1.絶滅のメカニズム 2.絶滅の可能性 3.集団を保全する
   4》生息地を保全するために
     1.保護・保全地域の分類 2.保護のための優先順位 
     3.ギャップ分析 4.保護地域のデザイン
   5》生物多様性を保持するうえでの方針
     1.エコシステム・アプローチ 2.国際的取り組み

第3章 大きくなりすぎた人間社会
   1》共有地の悲劇
     1.共有地の悲劇とは 2.経済合理主義が招く共有地の悲劇
     3.4大環境悲劇から地球を考える
   2》現代の地球の問題点
   3》望ましい社会のあり方とは

第4章 自然のメカニズムから学ぶ共生
   1》共生とは
   2》自然界の相利共生事例
     1.種間関係における相利共生の関係 2.種内関係における相利共生の関係
     3.軍拡競争による共進化
   3》なぜ、共生社会が必要なのか
   4》社会科学分野への展開
   5》経済・経営学分野の展開
     1.すみわけの戦略:ニッチ戦略 2.すみわけの戦略:不協和戦略
     3.共生の戦略:協調戦略

第5章 私たちの進むべき道〜3つのバランス〜
   1》3つのバランス
   2》共生理念に基づく社会
     1.生物多様性を保全する 2.自然との共生:2つの立場
     3.環境保護の思想 4.ディープ・エコロジー
     5.バイオ・リージョナリズム
   3》自然の恵みを賢く使う社会
     1.トリレンマの構造 2.地球公正とは 
     3.江戸時代の人々の暮らし
     4.現代の人々の暮らし 5.生活を自然に合わせる暮らし
   4》自然の恵みを豊かにする社会
     1.農の現状 2.都市・農村のあり方 
     3.自然の恵みを豊かにする都市ー農村の構造
     4.里地里山の自然再生と地域作り
     5.エコロジカル・ネットワーク作りによる生物多様性の保全

第6章 21世紀の共生社会を考える
   1》自然環境と文化環境の調和する社会とは
   2》生き延びるための「文化的多様性」と「生物多様性」
   3》持続可能な社会を実現する3つのバランス
   4》「生物多様性」、「文化的多様性」と「言語多様性」の関係
   5》多様性を次世代に伝える教育
    1.開発教育 2.環境教育 3.人権教育 4.平和教育

おわりに
私たちの進むべき道〜自然界の仕組みをヒントに〜

商品の詳細

ISBN: 978-4-7793-0491-0
判型: A5並
ページ数: 216
ジャンル: 社会
刊行年: 2016年9月15日

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