理学療法の基層 藤澤宏幸著 - 北樹出版の大学教科書

北樹出版の大学教科書

前のページにもどる

理学療法の基層

理学療法の基層
人間学としての思想に向き合うための15章
藤澤宏幸
価格: 2,400円+税

商品の紹介

理学療法の起源と歴史、根幹をなす思想や倫理観、関連する法や医療制度の背景まで、多角的に網羅した書。本質的な人間理解を基盤とした理学療法のあり方について、人間学の視座から解き明かす。理学療法士を志す方必読の一冊。



序 章 人間学としての理学療法
第1章 理学療法の起源と歴史
 1 欧米における理学療法の起源(革命の時代まで)
 2 日本における理学療法の起源(江戸時代まで)
 3 欧米における理学療法の発展(近代以降)
 4 日本における理学療法の発展(近代以降)
 5 理学療法のこころ
第2章 理学療法士養成教育の歴史
 1 欧米における養成の歴史
 2 日本における養成の歴史
 3 今後の日本における養成のあり方
第3章 理学療法と関連法規
 1 医療行為(法律用語では医行為)としての適法性
 2 医療関連法規(医療職種)の構造ー理学療法士及び作業療法士法の位置づけ
 3 理学療法士及び作業療法士法の要点
 4 理学療法士の名称の使用について
 5 理学療法と作業療法の差異
 6 関連職種の法律
第4章 リハビリテーションの思想
 1 リハビリテーションとは何か
 2 理学療法とリハビリテーションの出会い
 3 医学的リハビリテーションとは
 4 障碍者の歴史
 5 障碍者の苦悩と迫害
 6 第2次世界大戦後の障碍者の運動
 7 戦後の言葉狩りー差別との関係において
 8 差別と平等
第5章 理学療法の学問体系と理学療法モデル
 1 理学療法の学問体系
 2 理学療法モデル
 3 理学療法の枠組みモデルー医療倫理学・人間学の視点から
 4 推論モデル
 5 治療モデルー医学モデルと障碍モデル
第6章 理学療法の実践
 1 理学療法の流れ
 2 EBPTの実践
 3 専門職の権威
 4 理学療法士のイメージとモデル
 5 ラポートの構築
 6 動機づけ
第7章 障碍受容
 1 障碍受容とは何か
 2 障碍受容のステージ理論
 3 障碍受容の再考
 4 パーソナル・スペースの侵害
 5 希望・創造の重要性
 6 死を見つめるこころー死生学
第8章 生きがいと働きがい
 1 生きがいとは何か
 2 あることと、持つこと
 3 先人たちの言葉ーより良く生きるために
 4 劣等感がもたらすもの
 5 ポジティブ心理学におけるフローの概念
 6 マズローの教えー自己実現への道
 7 理学療法と生きがい
第9章 日本人の宗教観と文化
 1 日本神道と穢れ
 2 仏教伝来と神仏習合
 3 日本におけるキリスト教
 4 言霊信仰
 5 現代日本人の信仰と文化
 6 寛容の精神
 7 理学療法と宗教との関わり
第10章 権利と義務
 1 自由(liberty)と権利(rights)
 2 日本における自由民権運動
 3 義務とは何か
 4 日本人の義務の感覚
 5 患者の権利
 6 患者および障碍者の義務(役割)
 7 職業上の倫理
第11章 学ぶということ
 1 学ぶということ
 2 患者理解のための近現代史
 3 学ぶために大切なこと
 4 医療従事者としての基本的態度
 5 キャリアデザイン(熟達者エキスパートを目指して)
 6 日本の組織の特徴と人望
第12章 理学療法と研究
 1 臨床理学療法における治療ー症例報告の重要性
 2 科学と科学哲学
 3 帰納法の問題点とポパーによる克服
 4 仮説演繹法
 5 説明モデル
 6 操作的定義ー何によって測定するのか
 7 理学療法に求められる研究
第13章 理学療法士の役割とチーム医療
 1 不安の心理と道案内人
 2 日本人の病いの感覚と不安
 3 チーム医療のなかの理学療法士
第14章 医療制度
 1 日本の医療制度の特徴
 2 イギリスの医療制度
 3 アメリカの医療制度
 4 医療を経済から考える
 5 日本の医療制度の歴史
 6 現在の社会保険制度の姿
 7 診療報酬
第15章 理学療法の未来
 1 理学療法の職種
 2 社会の要請にこたえるためにー理学療法の広がり
 3 造り変える力をこれからの理学療法に
 4 世界における役割ーWCPTとの関係、JICA
おわりに 心ある医療人になるために

資料集(抜粋)
関連法規(抜粋)
ICIDH国際障害分類
ICF国際生活機能分類


商品の詳細

ISBN: 978-4-7793-0510-8
判型: A5
ページ数: 224
ジャンル: 哲学・倫理・宗教, その他
刊行年: 2016年9月10日

AmigoDatabase - 管理