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子どもの福祉の立場から家族を援助する方法
井村たかね著
価格: 2,500円+税
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商品の紹介
人間の発達、現代のライフサイクルを家族の関係の視点から概観しつつ、筆者の携わった豊富な事例をもとに、夫婦間の葛藤や紛争による子ども達の精神的問題をどのように援助し、解決するかを解説した。
第1章 事例で理解する家族臨床心理学 第1節 家族の軸としての夫婦関係 1 自己分化の問題 2 夫婦間契約 3 共謀的関係 4 三角空間 5 夫婦の関係と家族全体の関連 第2節 ライフサイクルと夫婦関係の変容 1 新婚期の夫婦の問題 2 子どもの出生後の夫婦の問題 3 中年期の夫婦の問題 4 高年期の夫婦の問題 第3節 両親と子どもの親子関係 1 乳幼児期の子どもと親子関係 2 健全でない親子関係 3 学童期の子どもの親子関係 4 青年期の人格形成と親子関係
第2章 両親間の葛藤と青年期の人格形成 ー家庭裁判所の臨床事例から 第1節 父母関係と青年期の人格形成 第2節 本章で対象とした事例について 第3節 事例概要と事例について考察 @ 父母の夫婦迂回連合への介入と子どもの行動化への対処 1 事例の背景となる問題 2 事例1 父母間の葛藤と進路に迷う大学浪人生 A 離婚後の母子家庭における母親の再適応と在宅試験観察 による母子関係の葛藤に対する働きかけ 1 事例の背景となる問題 2 事例2 離婚後の母の女性性及び母性性の変化と少女の思春期危機 B 面会交流を継続することによる別居親からのサポートの活用 1 事例の背景となる問題 2 事例3 再婚家庭への適応を果たした少年 3 事例4 両方の親に強いと語った少女 第4節 まとめにかえて 1 父母のカップルカウンセリングについて 2 離婚後の女性のサポートを目的とするカウンセリング 3 父母間の葛藤や家族のストレスに対応する青年の力を援助する方法
第3章 大学生・大学院生と家族 第1節 青年と家族の葛藤 1 青年と家族の葛藤 2 着眼点 第2節 本章で取り上げる対象者について 1 協力者の抽出 2 面接の構造と質問項目 3 注目する視点 第3節 半構造化面接による検討 @ 協力者の分布 A 女性の大学生・大学院生についての概要 1 A子 2 B子 3 C子 4 D子 5 E子 6 F子 7 G子 8 H子 B 男性の大学生についての概要 1 I男 2 J男 3 K男 4 L男 第4節 まとめにかえてー12名の大学生・大学院生についての検討 1 協力者の大学生・大学院生に見られた特徴 2 協力者の考えた父母関係の葛藤に対する対応策 3 青年との面会による支援のあり方
第4章 若い夫婦の離婚紛争と祖父母の登場 ー紛争中の父母を支える祖父母たち 第1節 社会の変化と家族関係の変化 第2節 片親家庭を援助する祖父母の養育力 第3節 健全に成長した青年の家庭における祖父母の養育力 第4節 家裁の事例からの省察 1 事例A (暴力的な夫と家出を繰り返す妻の事例) 2 事例B (父方祖母から母方祖母へ支援態勢が変化した事例) 第5節 今後の課題 1 親の離婚紛争に子どもを巻き込まないために 2 「父母教育プログラム」について 3 祖父母との面会交流
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商品の詳細
ISBN: 9784779303449
判型: A5
ページ数: 238
ジャンル: 心理
刊行年: 20120925
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