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私のなかの社会/社会のなかの私
叢書 現代の社会学とメディア研究 第3巻
矢田部圭介編著
山下玲子編著
価格: 1,900円+税
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商品の紹介
第1章 私としての私ー本当の自分の扱い方 0.はじめに 1.関係のなかの自分(1):自分を位置づける 1−1:アイデンティティ 1−2:他者との関係で自分を位置づける 1−3:自分の成立と他者 2.関係のなかの自分(2):自分の価値を実感する 2−1:アイデンティティ問題としての差別 2−2:存在証明と他者 2−3:日常的な作業としての存在証明 3.他者に依存しない自分?(1):「本当の自分」の召喚 3−1:システム分化と近代社会 3−2:近代社会におけるアイデンティティ 3−3:解放と呪縛 4.他者に依存しない自分?(2):「本当の自分」を実感させるしくみ 4−1:他者に依存しない自分 4−2:心理主義化する社会とその落とし穴 5.おわりに
第2章「女」/「男」と私 0.はじめに 1.「ジェンダー」とは何か? 1−1:子どもの名前トップ5の不思議 1−2:「性」の多様性 1−3:身体によって分類できる特徴は一つだけか? 1−4:「性別」を生み出す「まなざし」 2.DoingGender 2−1:「女」/「男」を生み出す「行為のルール」 2−2:「女」を演じる、「男」を演じる 2−3:「女」としての物語、「男」としての物語 3.就職差別とジェンダー 3−1:「足の形」による差別はありうるか? 3−2:「女」と「男」というカテゴリー間の差別 3−3:本当に女子学生は仕事を辞めるのか?
第3章 相互行為のなかの私ー「私」が自己に出会う時 0.はじめに 1.「私」にめざめる青年期 2.「私」が自己と出会う青年期の友人関係 3.「親密な他者」とのかかわりのなかで育つ「私」 4.自己感情から見出す「私」 5.「私」をいかに演出するのか
第4章 恋愛関係のなかの私 0.はじめに 1.恋愛とは何か 2.恋愛の誕生 3.対幻想と性的欲望 4.結婚と恋愛 5.ロマンティックラブ・イデオロギーとは何だったのか
第5章 集団のなかの私たち 0.はじめに 1.私をとりまく集団 1−1:集団とは何か 1−2:内集団と外集団 1−3:集団間の葛藤 2.私をかたちづくる集団 2−1:内集団バイアスとは 2−2:集団への同一視を高めるもの 2−3:個人的アイデンティティと社会的アイデンティティ 3.集団に対する見方が歪む時 3−1:ステレオタイプの中身はどのように決まるのか 3−2:両面価値的ステレオタイプ 3−3:現状維持を促すステレオタイプ
第6章 戦後日本の社会変動と社会意識の変化 0.はじめに 1.社会意識研究の系譜 2.戦後日本の社会意識の変容 2−1:産業構造の転換と職住分離型の生活への転換 2−2:都市化と格家族化 2−3:家電と団地とマスメディアの普及 3.NHK調査にみる社会意識の変容とAPC効果 3−1:NHK調査にみる社会意識の変容 3−2:APC効果 4.おわりに
第7章 歴史のなかの私たち 0.はじめに 1.歴史とは何か 1−1:歴史を学ぶ 1−2:文学と歴史の違い 1−3:横たわる時間 2.メディアのなかの歴史 2−1:おしゃべりな過去 2−2:封印された過去 2−3:氾濫する過去 3.コミュニケーションとしての歴史 3−1:商品としての歴史情報 3−2:歴史を描くこと 3−3:尽きることを知らぬ対話
第8章 ネット空間のなかの私たち 0.はじめに 1.電子ネットワークにおけるコミュニケーションとは 1−1:電子ネットワークに人はどう入り込むのか 1−2:席巻するテキストコミュニケーション 2.匿名性をめぐる諸問題 2−1:テキストメッセージと名乗り 2−2:名乗りのパターン 2−3:オンライン人格の継続性 3.電子ネットワークと「私」 3−1:「私」を排除したネットワークである2ちゃんねる 3−2:「自分」という存在の揺り戻し、そしてbot 3−3:むすびに変えて
第9章 犯罪のなかの私 0.はじめに 1.「犯罪」とはどうとらえられてきたか 1−1:デュルケームの犯罪理論 1−2:社会構築主義がとらえる犯罪現象 1−3:レッテル貼りの結果としての犯罪 2.犯罪不安社会をめぐって 2−1:犯罪不安の流れ 2−2:「治安悪化」へのリアクション 2−3:犯罪不安社会への評価「治安悪化」を見直す 3.モラル・パニック言説がもたらすもの 4.犯罪と人々とのかかわりの今後:モラル・パニックを超えて
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商品の詳細
ISBN: 9784779303135
判型: A5並
ページ数: 150
ジャンル: 社会
刊行年: 20120215
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