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贈与・身体・時間
藤本一司 著
価格: 1,600円+税
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商品の紹介
まえがき 序章 「有ることのかけがえなさ」を感受する 第1章 介護して「あげて」、育てて「もらっていた」を知る 「もらってばかり」だと、うぬぼれる(自分の位置を見失う)「あげて」みると、「もらっていた」が蘇る 「支えてくれていた人たち」に気づく 「もらっていた」の感受は、「生きる力」をつくる 第2章 介護して「あける」という「私の位置」とは? 介護して「あげる」とは、「私の独善性」が問われ続けること 介護して「あげる」とは、「私の責任」を譲らないこと わかって「もらう」のではなく、わかって「あげる」 「事実」ではなく、お年寄りの「思い」に降り立つ 「攻撃性」への対処ではなく、不安にさせないこと 第3章 介護して「あげる」と、よろこびが到来する わかって「あげる」とは、「私を動かす」こと 「私を動かす」と、善い循環」(関係性)が立ち上がる 「未知の世界」に踏み出すと、「無限」に向上する 「私の物差し」を「撤回する」たびに、「未知の世界」が訪れる 第4章 介護して「あげる」とは、「身体に聴く」こと 介護して「あげる」とは、「脳」に勝たせないこと 「身体」は「自律」している 「身体」こそが「脳」を支える 「身体」の「未知性」に寄り添う 第5章 「身体」は、「あげる」「もらう」の交換を欲している 「笑顔」は、「あげる」「もらう」の往復運動から成立している「身体」が欲する「交換」は、「内容」に目を奪われてはならない 身体は、動物的な身の安全を求めているのではない 「あげ方」「もらい方」に照準を合わせる 第6章 「他者の身体の死」は、「時間」を生成させる 介護してあげるとは、「他者の身体の死」に押し返されること 「他者の身体の死」は「脳の不死性」を暴露する 「他者の身体の死」は「当たり前」を崩壊させる 「時間」とは、「いまここで不在の他者」の覚醒のこと 終章「身体」は、「時間」の伝搬者である あとがき
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商品の詳細
ISBN: 978-4-7793-0163-6
判型: 四六上
ページ数: 167
ジャンル: 哲学・倫理・宗教
刊行年: 2009年2月20日
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