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ヤスパースとともに
林田新二
価格: 2,500円+税
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商品の紹介
第T部 哲学とその根本問題
第1章 哲学――万人の哲学と哲学者の哲学 1.はじめに 2.哲学の一義的規定は困難である 3.哲学すること 4.万人の哲学と哲学者の哲学
第2章 存在の問題 1.哲学の根本問題としての「存在」の問い 2.実体の存在について 3.ヤスパース哲学における存在の問題
第3章 人間 1.哲学の根本問題としての「人間とは何か」 2.人格と実存
第4章 認識の問題 1.哲学の根本問題としての認識についての問い 2.認識の根拠とその正しさ 3.認識の範囲
第U部 哲学と現代
第1章 「科学」は生きる意味を与えるか 1.科学・科学技術・哲学 2.科学迷信――取り違えられた「科学」(科学技術および全体知)に対する誤った信頼 3.哲学に導かれた科学――科学が生にとって意味あるものとなるとはいかなることか
第2章 宗教―信仰の問題 1.「知る」ことと「信じる」こと 2.宗教と哲学すること――その類縁的性格と相剋 3.ヤスパースの「哲学的信仰」 4.「哲学的信仰」と「啓示信仰」 5.現代において信仰すること
第3章 「死」へのとまなざし 1.現代は死を見すえることを回避してはいないか――死=不幸という考え方について 2.死の不安を超えて 3.死の自覚がもち得る積極的な意義
第4章 個人と社会 1.現存在的現実の不可避性 2.社会からの要求と個性 3.主体性放棄の危険 4.国家の存在意義 5.社会の中における個人――交わりの重要性 6.自己表現の場としての状況 7.自由な精神の確保 8.国際化時代における交わりの可能性の拡大
第5章 自己と他者 1.交わり 2.対立と融和――他者の問題 3.融和的他者論――ハイデガー、メルロ=ポンティ、プーパー、マルセル 4.分離的他者論――サルトル、レヴィナス 5.まとめ――ヤスパース的視点から
第6章 現代を歴史的にどう観る? 1.ヤスパースの歴史観――枢軸時代と現代 2.現代――人間性の危機の時代 3.「心」が求められる時代
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商品の詳細
ISBN: 4893845551
判型: 四六上
ページ数: 198
ジャンル: 哲学・倫理・宗教
刊行年: 1996
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