商品の紹介
【目 次】
序章 知の諸相―比較論的考察 一 「愛知」の学 二 ギリシア的技術知 三 「無知の知」と感覚否定の認識論 四 主客相関的知(1) 五 主客相関的知(2) 六 主客合一的知
第1章 在ることの主観的定位―「―見ゆ」の意義 一 「―見ゆ」という文形式 二 存在認識の現代的形態 三 在ることへの主観の関与 四 視覚による存在把握 五 認識主体と主客との相即性
第2章 「見る」ことと「知る」こと―古代におけるその相関 一 「見る」「知る」二語の結びつき 二 「見る」ことの古代的意義 三 「知る」ことの古代的意義 四 主体的主客合一
第3章 主体化される自然―万葉人の自然観 一 二つの自然 二 精神と自然 三 対自然的命令 四 交感的自然感情 五 自然の主体的意味づけ 六 主体化の拒絶 七 絆としての自然 八 「我」のゆらぎ 九 主体化の意義 十 統制される自然 第4章 知の地平としての夢―古代人の夢観 一 一脈の思想的伝統 二 キケロの夢観 三 古代日本人の夢観 四 夢と遊離魂
第5章 非在の構図―『万葉集』巻十九、四二九二の論 一 左注の問題 二 景情融合的境位 三 景情背反的境位 四 孤絶性の自覚 五 「思ふ」ことの意義 六 「非在」を見詰める眼差し
第6章 不可知論の成立とその限界―宣長を中心に 一 ソクラテス・プラトンの限界認識と宣長の不可知論 二 能動的不可知論 三 妙理と常理 四 懐疑論 五 宣長の古代的視座
結章 日本人知の特性 一 主客合一的知の構造 二 「花を知ること」と「純粋経験」 三 主客合一的知の特性(1) 四 主客合一的知の特性(2) 五 日本的知の問題点
あとがき 研究者名索引・事項索引
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