日本人の知  伊藤益 - 北樹出版の大学教科書

北樹出版の大学教科書

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日本人の知 

日本人の知 
日本的知の特性
伊藤益
価格: 2,600円+税

商品の紹介

【目  次】



序章 知の諸相―比較論的考察
 一 「愛知」の学
 二 ギリシア的技術知
 三 「無知の知」と感覚否定の認識論
 四 主客相関的知(1)
 五 主客相関的知(2)
 六 主客合一的知
 

第1章 在ることの主観的定位―「―見ゆ」の意義
 一 「―見ゆ」という文形式
 二 存在認識の現代的形態
 三 在ることへの主観の関与
 四 視覚による存在把握
 五 認識主体と主客との相即性
 

第2章 「見る」ことと「知る」こと―古代におけるその相関
 一 「見る」「知る」二語の結びつき
 二 「見る」ことの古代的意義
 三 「知る」ことの古代的意義
 四 主体的主客合一
 

第3章 主体化される自然―万葉人の自然観
 一 二つの自然
 二 精神と自然
 三 対自然的命令
 四 交感的自然感情
 五 自然の主体的意味づけ
 六 主体化の拒絶
 七 絆としての自然
 八 「我」のゆらぎ
 九 主体化の意義
 十 統制される自然
 
第4章 知の地平としての夢―古代人の夢観
 一 一脈の思想的伝統
 二 キケロの夢観
 三 古代日本人の夢観
 四 夢と遊離魂

 
第5章 非在の構図―『万葉集』巻十九、四二九二の論
 一 左注の問題
 二 景情融合的境位
 三 景情背反的境位
 四 孤絶性の自覚
 五 「思ふ」ことの意義
 六 「非在」を見詰める眼差し

 
第6章 不可知論の成立とその限界―宣長を中心に
 一 ソクラテス・プラトンの限界認識と宣長の不可知論
 二 能動的不可知論
 三 妙理と常理
 四 懐疑論
 五 宣長の古代的視座


結章 日本人知の特性
 一 主客合一的知の構造
 二 「花を知ること」と「純粋経験」
 三 主客合一的知の特性(1)
 四 主客合一的知の特性(2)
 五 日本的知の問題点


あとがき
研究者名索引・事項索引

商品の詳細

ISBN: 4893845233
判型: 四六上
ページ数: 269
ジャンル: 哲学・倫理・宗教
刊行年: 1995

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