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会沢信彦・桑原千明 編著
価格: 2,200円+税
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商品の紹介
教育心理学の諸理論をわかりやすく解説した入門書。実践に活かせる視点から編まれた、理論と実践を架橋するテキスト。各章末のコラムでは、現場での問題や課題、実践を通じて得られた見地を掲載。
目次
第1章 教育心理学とは 第1節 教育心理学とは (1)教育心理学の定義と学ぶ目的・意義(2)教育心理学と学校心理学の違い 第2節 教育心理学の研究法 (1)データを収集する必要性とその方法(2)観察法(5)面接法(4)質問紙調査法(5)実験法 第3節 教育心理学を活かした実践例 〈現場教師からのメッセージ1:教育心理学が灯す希望の光〉
第2章 発達の原理 第1節 発達とは何か 第2節 発達の特徴 (1)分化と統合のプロセス(2)順序性・方向性(3)個人差(4)臨界期・敏感期(最適期)(5)発達課題 第3節 発達を規定する要因 (1)生得説(2)環境説(学習説)(3)遺伝と環境の相互作用(4)行動遺伝学でみる遺伝的要因と環境的要因の影響) 第4節 発達のアセスメント 〈現場教師からのメッセージ2:発達と環境の相互作用を見つめて〉
第3章 発達の理論 第1節 ピアジェの認知発達段階説 (1)認知発達の原理(2)認知の発達過程(24)(3)教育への実践的示唆 第2節 コールバーグの道徳の認知発達理論 (1)道徳的認知の発達原理(2)道徳的認知の発達過程(3)教育への実践的示唆 第3節 エリクソンの心理社会的発達理論 (1)自我の発達原理(2)自我の発達過程(3)教育への実践的示唆 第4節 ヴィゴツキーの社会文化的発達理論 (1)認知発達の原理(2)発達の最近接領域(3)教育への実践的示唆 〈現代教師からのメッセージ3:発達の段階と温かな学級づくり〉
第4章 乳幼児期の発達 第1節 乳幼児期とは 第2節 運動の発達 (1)原始反射(2)随意運動 第3節 言語と思考の発達 (1)前言語的コミュニケーション(2)言語の発達(3)思考の発達 第4節 社会性の発達 (1)親子関係(2)仲間関係 〈コラム4:現代教師からのメッセージ:乳幼児期の発達〉
第5章 児童期の発達 第1節 児童期とは 第2節 児童期の認知発達 (1)具体的操作期の特徴(2)形式的操作期の特徴(3)移行期の個人差と学習への援助 第3節 児童期の自己の発達 (1)児童期の自己概念の発達(2)自己評価の発達(3)自己概念・自己評価の変化はなぜ生じるのか 第4節 児童期の社会性の発達 (1)仲間集団の形成(2)道徳性の発達(3)仲間関係のもたらす負の影響 〈現場教師からのメッセージ5:遅刻に隠された成長の兆し〉
第6章 青年期の発達 第1節 青年期とは 第2節 青年期の発達的特徴 (1)身体と性の発達的特徴(2)認知と思考の発達的特徴(3)感情の発達的特徴 第3節 自己とアイデンティティ (1)自己意識の高まりと自己概念の形成(2)アイデンティティの形成 第4節 対人関係と社会とのかかわり (1)親子関係(2)友人関係(3)社会参加 〈現場教師からのメッセージ6:揺れる青年期の自立と寄り添い〉
第7章 学習の理論 第1節 学習とはなにか 第2節 学習の理論:行動主義学習理論 (1)レスポンデント条件付け(2)試行錯誤学習(3)オペラント条件付け 第3節 学習の理論:認知主義学習論 (1)S-O-R 連合理論(2)洞察学習(3)社会的学習理論 第4節 学習理論の応用 〈現場教師からのメッセージ7:教師の模範が学びの土台に〉
第8章 記憶と問題解決 第1節 認知心理学とは 第2節 記憶の種類 第3節 記憶の使い方 第4節 問題解決の考え方 第5節 問題解決の特性と支援 〈現場教師からのメッセージ8:その指示子どもにあっていますか?〉
第9章 知 能 第1節 知 能 と は (1)知能とは(2)知能に関するさまざまな理論 第2節 知能を測る (1)ビネー式知能検査(2)ウェクスラー式知能検査(3)KABC-U(4)その他の知能検査 第3節 知能を知る上での配慮事項 (1)数字がもたらすインパクト(2)知能水準の高さ・低さ・凸凹(3)知能以外の観点から見る人間理解) 〈現場教師からのメッセージ9:検査の先にあるもの〉
第10章 動機づけ 第1節 動機づけとは (1)古典的な動機づけ(2)自己決定理論 第2節 動機づけが低下する時 (1)内発的動機づけに物的報酬を与える時(2)行動が望む結果をもたらさない時(3)内的・安定的・全般的な原因に帰属する時 第3節 動機づけを高める教育実践 (1)再帰属訓練(2)基本的心理欲求の充足(3)教室の目標構造 第4節 動機づけをみずから高めてコントロールする 〈現場教師からのメッセージ10:子どもの心に火をとつける教師〉
第11章 教 授 法 第1節 さまざまな授業形態 第2節 教授と学習に対する心理学の考え方 第3節 心理学の考え方に基づく教授法の種類 (1)行動主義に基づく学習方法(2)認知主義に基づく学習方法(3)状況主義に基づく学習方法 第4節 教授と学習における個人差 (1)適性処遇交互作用(2)さまざまな適性要因(3)適性処遇交互作用と授業の実践 〈現場教師からのメッセージ11:変化の時代における学びの進化〉
第12章 教 育 評 価 第1節 教育評価の基本 (1)教育評価の目的と重要性(2)評価の時期と種類(3)評価方法の選択 第2節 評価技法とその応用 (1)評価手法の多様性(2)評価プロセスの注意点(3)評価を行う主体 第3節 実践的な評価とフィードバックの方法 (1)能力評価の多面的な方法(2)効果的なフィードバックと評価の連携(3)評価の倫理 〈現場教師からのメッセージ12:教育評価〉
第13章 学 級 集 団 第1節 学級集団とは (1)学級集団が子どもたちに与える影響(2)学級集団の特徴と機能 第2節 子どもの視点から学級集団をとらえる (1)学級集団のアセスメントの意義(2)客観的データに基づく学級アセスメント 第3節 教師の視点から学級集団をとらえる (1)教師特有の信念と不合理な思い込み(2)教師が子どもを見る視点 第4節 学級集団と教師の適合性:“マッチング”という視点からの検討 〈現場の教師からのメッセージ13:学級を育て発展させる〉
第14章 パーソナリティと適応 第1節 パーソナリティ理論 (1)類型論(2)特性論 第2節 パーソナリティの測定 (1)質問紙法(2)作業検査法(3)投影法 第3節 欲求と葛藤 (1)欲求階層説(2)ストレスのメカニズム(3)ストレス状況を乗り越える力 第4節 適 応 機 制 〈現場の教師からのメッセージ14:自分を守ることで、子どもたちを守る〉
第15章 カウンセリング 第1節 カウンセリングとは (1)カウンセリングと心理療法(2)カウンセリングの定義 第2節 カウンセリングの基本姿勢と技法 (1)カウンセリングの基本姿勢(2)カウンセリングの技法 第3節 カウンセリングの理論:来談者中心療法 第4節 教師にとってのカウンセリング (1)カウンセリングと生徒指導(2)カウンセリングと授業 〈現場教師からのメッセージ15:学びの鍵は聴く力にあり〉
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商品の詳細
ISBN: 978-4-7793-0773-7
判型: A5並
ページ数: 184
ジャンル: 心理, 教育
刊行年: 2025年
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