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――小島の満天に星は輝く
玉井 正明・玉井 康之 著
価格: 1,900円+税
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商品の紹介
2024年12月発売予定。
香川県の小さな島の学校、補欠なし、全員出場のバレーボール大会! 大会に挑む生徒たちを励ます教師達・住民達の絆と奮闘の記録!
目次
序文――本書の目的と「なつかしき笛や太鼓」
第1章 映画のストーリーと映画の舞台裏 1. 映画「なつかしき笛や太鼓」のストーリーと展開シーン 2. 映画化に至るまでの略年表と塩飽諸島の地図
第2章 全校生によるバレーボール県大会優勝までの経過と生徒達の情熱 1. 香川県大会の優勝と栄光の帰島 2. 植樹した優勝記念桜が伝える学校の歴史 3. なぜ、県大会優勝の再制覇が難しいのか 4. 優勝した「小手島」は、どのような歴史を有する島なのか 5. 克服するという教育信念で、なぜ負けたバレーボールをあえて始めたか 6. 「自信」「勇気」を持ち、自ら「育つ」教育への転換 7. 教師達の期待に応えようとする生徒達の内なる情熱 8. 一変した島の応援風景と一丸となった目標 9. 全校全員参加の小規模校で、なぜマンモス校選手に勝てたのか 10. 新卒教員の救急搬送を決した島民の決断と生徒達の奮起
第3章 香川県大会当日の生徒達の自信と優勝が島にもたらした光 1. 県大会出場に向けた障壁と大会当日の災難 2. 県大会当日の作戦と、失敗を奨励し挑戦する気構え 3. 女子生徒の自信を胸に堂々とした雰囲気で迎えた決勝戦 4. 結果としての小規模校の優勝は何を目指したものだったか 5. 中学校の県大会優勝が小手島にどのような変化と発展をもたらしたか。
第4章 「なつかしき笛や太鼓」映画化に至る経緯――木下監督との出会い 1. 木下惠介監督が、一地方の大会の結果をなぜ知り得たのか。 2. 木下監督との最初の出会い――木下惠介監督はなぜ小手島に来たのか 3. 映画化の決定と中断・再開の経緯。 4. 「なつかしき笛や太鼓」丸亀市ロケの状況。 5. 映画「二十四の瞳」と「なつかしき笛や太鼓」との関連性 6. おわりに――小島の満天に星は輝くことを実感したこと
第5章 インタビューや写真から見た当時の映画の背景 1.映画に関する玉井正明へのインタビュー 2.映画化舞台裏に関わる写真
補章 「なつかしき笛や太鼓」の舞台裏と木下惠介監督が取りあげた世界 1. 木下惠介監督の信条を反映した「なつかしき笛や太鼓」 2. 高度経済成長期の価値観と一時代の支配的な価値観の転換 3. 見える物の豊かさと見えない心の豊かさ 4. 職階や立場を超えた縦の連携 5. 島民の結束力とチーム小手島 6. 教師による愛情と子どもへの期待効果 7. 子ども達の自信・勇気と変革をもたらす新しい力 8. 初任者としての故・玉井正明の島への感謝の記録
あとがき
著者紹介
故・玉井正明(2024年1月17日没) 香川県丸亀市三条町に生まれる。 尽誠学園高校卒・立命館大学法学部卒・多度津町立多度津中学校講師を経て、新採用で小手島中学校に赴任・小手島赴任直前に妻サチエと結婚するが、そのまま別居生活。小手島中学校バレー部監督を務めて1959年に香川県大会で優勝した。 2024年『「なつかしき笛や太鼓」の舞台裏』の遺構を残し没する。
玉井康之(北海道教育大学副学長・教育学博士) 新潟大学法学部卒・岡山大学大学院経済学研究科修了・北海道大学教育学研究科修了 北海道教育大学釧路校教授・キャンパス長を経て、現在北海道教育大学副学長
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商品の詳細
ISBN: 978-4-7793-0765-2
判型: 四六並
ページ数: 200
ジャンル: 教育
刊行年: 2025年1月19日
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