子育てとケアの原理〈新版〉 望月雅和編著 - 北樹出版の大学教科書

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子育てとケアの原理〈新版〉

子育てとケアの原理〈新版〉
望月雅和編著
価格: 2,200円+税

商品の紹介

「子育てとケア」というテーマを軸として、教育者や保育者が省察的な実践へとつながるように企図された学際的なテキスト。他の領域との連携を見据えて構成されており、新たな学びの視点を提案する。


〈著者紹介〉
望月雅和(モチヅキ マサカズ)
東京大学先端科学技術研究センター協力研究員、小田原短期大学保育学科特任准教授、現代 QOL 研究所主席研究員・教育研究局長、早稲田大学ジェンダー研究所招聘研究員、日本心理職協会専務理事、日本子育て学会研究プロジェクト推進委員会委員長


〈目次〉
第1章 教育の意義と目的
 第1節 教育における指導と支援 子どもの権利条約の視点から
  1.国連子どもの権利条約
  2.子どもの権利行使と親の指導の尊重
  3.教育における指導の内実とその目的
  4.適当な指示・指導とは具体的に何を示すのか
 第2節 子どもの権利を活かした子ども・子育て支援
  1.子どもの育ちと子育ての現在
  2.子どもの声を聴くことの難しさ
  3.体罰の禁止へ
  4.支援者は子どもの声をどう聴くか
 第3節 支援者の専門性とゆらぎ
  1.支援者のゆらぎ
  2.ゆらぐことのできる力とゆらがない力
  3.省察的実践者としての子ども支援専門職
  4.どのようにふりかえるか
 第4節 SDGs と子どもの権利
  1.新学習指導要領と「持続可能な社会の創り手」
  2.SDGs と人権
  3.ESD の実施と子どもの権利
  4.学校に子どもの権利条約を
 コラム@「コロナ禍における子育てとケア―子どもの声と気持ちに向き合う」

第2章 教育の思想と歴史
 第1節 近代化の過程と〈教育〉の誕生
 第2節 西欧の教育思想の展開
  1.近代教育思想の共通点
  2.近代教育の思想家

第3章 対人援助と相談援助−カウンセリングとソーシャルワークへの招待
 第1節 人を理解するための視座や立場
  1.対人理解の情報の窓口と入り口
  2.対人理解の立場
  3.人のどこを「みる」「きく」とよいか
  4.人をより正確に理解するための具体例
  5.精神(パーソナリティ)を理解するにはどうするか
 第2節 相談の仕事と対人支援
  1.「相談」の仕事の概要
  2.心理カウンセリングとは
  3.カウンセラーやソーシャルワーカーの選定
  4.カウンセラーとソーシャルワーカーの役割の相違点
  5.相談援助業務の心得・心構え・作法
 第3節 対人支援の方法
  1.支援方法の分類
  2.自己決定とインフォームド・コンセントの意義

第4章 教育相談と子どもの発達
 第1節 教育相談とは
  1.教育相談の役割
  2.教育相談の特質
  3.教育相談の意義
 第2節 教育相談の 3 つの支援方法
  1.指示的方法
  2.非指示的方法
  3.折衷的方法
 第3節 教育相談に必要な知識
  1.子どもの発達と課題
  2.学校不適応問題
  3.発達障がい

第5章 教育制度と社会福祉法制論 法と人権の尊重のために
 第1節 「法」と「規範」
 第2節 日本の法体系
  1.憲 法
  2.法 律
  3.命 令
  4.条 例
  5.条 約
 第3節 憲法と立憲主義
  1.近代憲法とは何か
  2.立憲主義と法の支配
  3.人権思想と近代国家
  4.自由権と社会権
 第4節 教育と社会福祉の制度
  1.教育にかかわる制度の歴史
  2.社会福祉にかかわる法律 社会福祉六法
 第5節 保育指針・教育要領と個人の尊厳

 コラムA「フェミニズムとジェンダー」

 コラムB「権利主体」

第6章 児童福祉と地域福祉をめぐってー学校・家庭・地域社会との連携
 第1節 子育てに関する地域福祉理解・
  1.社会福祉をめぐる基本理念と子ども・子育て支援法
  2.地域福祉に関する事業と関連機関等
 第2節 家庭支援の意義と概略
  1.家庭をめぐる環境の変化
  2.地域の子育てを支援する事業の開始
 第3節 児童福祉の施設分類
 第4節 子どもの居場所
  1.健全育成
  2.放課後支援事業
 第5節 児童館
  1.児童館の目的
  2.対象と設置数
  3.児童館の設置と職員
  4.児童館の種類
  5.児童館に求められる役割
  6.中・高校生の利用者
 第6節 ボランティア・NPO・民生委員
  1.ボランティア
  2.NPO(民間非営利団体)
  3.民生委員
  第7節 世代間交流
  1.世代間交流とは
  2.日本における世代間交流

 コラムC「地域活動事例を通してみる連携」

第7章 生涯学習と市民参加
 第1節 個人の生涯を輝かせる学習のために
  1.主体的な学習とは 145
  2.教育目標と教育評価 生涯のキャリア形成への学び 146
 第2節 生涯学習の基本理念
  1.職業の場の生涯学習とキャリア支援 学校内外でのケア
  2.インテグレートの概念:時間的統合と空間的統合
  3.「持つため」から「存在するため」、「共に生きるため」の学習への転換
  4.生涯学習理念を支える社会教育の役割
  5.学校中心の教育観からの脱皮と生涯学習体系への移行
 第3節 生涯学習とキャリア教育の未来像
  1.ICT と教育
  2.市民参加とシティズンシップ
  3.まちづくりへの子どもと親の参画

第8章 教育とケアの学びへ 実践のための探求と省察
 第1節 対人援助と実践の学び
  1.人を助けたいと思うこと
  2.社会福祉とケアの交差する領域
  3.ケアの本質と人徳? 自分と相手を見つめ直す
 第2節 子育てとケアにおける対人援助の実践と反省
  1.対人援助の学びと実践の問い直し
  2.ケアのカリキュラムにおける断絶と総合
 第3節 ケアの学びと対人援助原理
  1.ケアにおける学びの反省/実践行為を中断すること
  2.当事者への対人援助の学びと省察
 第4節 生きることとケア/実践を省察するために

商品の詳細

ISBN: 9784779306884
判型: A5並
ページ数: 192
ジャンル: 教育
刊行年: 2022年4月

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