商品の紹介
かちかち山と刑罰、J−POPと社会規範、安部公房と所有、千と千尋の神隠しと契約、サザエさんと家族法・親権法等あらゆる素材を駆使して法とは何かを説く。法学への興味を喚起することを意図とするテキスト。
第1章 法の起源について―法はどこから来て、どこにいくのでしょうか 1.昔話と法 2.「かちかち山」と模擬裁判 3.法としての道徳スクリプト 4.J-POPの歌詞と法
第2章 法と文学 1.法の正体と法文化 2.裁判と裁きの意味 3.法文化と国民性
第3章 法と道徳と倫理 1.グリム童話の中の法 2.人形と小判 3.法(LAW)と倫理(ETHICS)と道徳(MORARITY)の関係
第4章 権利と義務の関係 1.権利の内容 2.誰かのものである(所有)ということの意味 3.権利が先か義務が先か
第5章 法の解釈と屁理屈 1.法解釈と言語学 2.法解釈と屁理屈の違い 第6章 公法と私法の分離と融合 1.記憶と記録の不分離の世界から記録のの世界へ 2.刑事司法と民事私法の関係 3.刑罰と損害賠償の実際 第7章 刑罰は何のためにあるのか 1.犯罪カタログと構成要件 2.刑罰の本質
第8章 回顧的刑事責任から展望的刑事責任へ 1.ポッターの魔法薬「マンドラゴラ」と刑史の話 2.ギロチンと科学者の実験 3.死刑制度と社会の寛容性 4.昔話法廷と死刑制度
第9章 契約の自由と信義則 1.民法というルール 2.契約の成立要件と有効要件 3.市民法の基本原理のまとめ
第10章 親戚はどの範囲まで 1.サザエさん家の親族関係 2.サザエさん家の扶養義務 3.サザエさん家の相続問題
第11章 社会法の成立 1.労働者とは何か 2.現代の労働法2種 3.労働基準法の利用 4.ブラック企業と学生対応 第12章 責任という原理 1.伝説のスピーチと環境倫理 2.自己責任と自業自得 3.責任の原型と人類の存続
第13章 知は誰のものか 1.知的財産権の行方 2.コピーライトとコピーレフト 3.日本における著作権の存続期間やフェアコース
第14章 日本国憲法のおもしろさ 1.英文和訳と現代国語の力と日本国憲法 2.平和主義の不思議とおもしろさ 3.国民から政府へのメッセージ
第15章 法的思考とバランス 1.バランスの重要性 2.説得力と理解力 3.リーガル・マインドとコモン・センス
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